耳鼻咽喉科の特徴

鼻の手術を専門とする耳鼻咽喉科です。

神鋼記念病院耳鼻咽喉科では、総合病院の強みを生かし、多くの鼻の手術を行っています。手術のほとんどが鼻手術で、その手術数は、県下トップクラスです。
実際に手術を受けるかどうかは問わず、鼻手術についての診療を希望される場合は、当院の受診歴がない場合でも、電話での診察予約(078-261-6711に耳鼻咽喉科の鼻診療の予約とお伝えください。)をすることができます。紹介状をお持ちいただかない場合、選定療養費をお支払いいただくことがありますので、紹介状を持参していただくことをお勧めいたします。

  • 神戸新聞 ひょうごの医療 2014年5月に特集されました。
  • ステーション 2018年11月号に特集されました。
  • 「アレルギー性鼻炎を本気で治す!」(時事通信社)

当科の鼻手術診療の特長

①痛みの少ない手術を行える。

当科では、鼻の手術について、患者様に痛みや出血が少なくなるよう工夫をしています。例えば、多くの医療機関では、術後鼻の中にタンポンを挿入しますが、当院では挿入しません。鼻の中に大きなタンポンを挿入すると、それが術後につらい痛みを引き起こします。当科では、自然と溶ける止血材料をわずかに詰めるだけなので、術後の痛みがかなり少なく、また、強い痛みを伴うタンポンを抜く処置も行わずに済みます。

②最新設備・技術による手術を行える。

当科では、鼻手術を専門にしておりますので、鼻手術に関わる設備を充実させています。具体的には、光学式のナビゲーションシステムや内視鏡システムなどを備えています。
また、アレルギー性鼻炎に対して行う「選択的後鼻神経切断術」を精度が高く行うなど、鼻手術の技術の向上に努めています。

③患者様のひとりひとりに合わせた治療を行える。

院内には入院設備が備わっているので、日帰り手術から1週間程度の入院まで、患者様の状態にあわせた治療が可能です。手術では投薬や処置が行われるため、術後に体調が悪くなることもあります。その場合でも、適切な治療を追加することができます。

④1人の医師による一貫した治療

説明検査⇒手術⇒術後処置まで1人の常勤医による診療を行います。説明する医師と実際に手術をする医師が違うことはありません。

⑤総合病院で安全性の高い治療を行える。

院内には、ほぼすべての科がそろい、医師や看護師による専門的なケアを受けることができます。入院中に万が一、他の病気になってもしっかりと対応することができます。たとえば、呼吸器に緊急の疾患を発症した場合、呼吸器内科での専門的な治療を受けることができます。ですので、糖尿病や高血圧といった基礎疾患をおもちの方でも、安全に手術を受けることができます。

⑥安全性の高い全身麻酔が行える。

6人の麻酔科医が常勤しており、麻酔の経験も豊富なので、安心して全身麻酔を受けることができます。

⑦鼻手術関連以外の患者様は、完全予約制を導入しています。

鼻手術関連以外の患者様につきましては、紹介状をお持ちの患者様以外は完全予約制となっております。また、軽微な疾患のかかりつけ診療は行っておりません。鼻手術を受けられる患者様に十分な時間をとれる診療形態をとっています。

  • 「アレルギー性鼻炎を本気で治す!」浦長瀬昌宏著 時事通信社 
  • 浦長瀬昌宏・他:粘膜下下鼻甲介骨切除と併用した選択的後鼻神経切断術のアレルギー性鼻炎への有用性に関する検討、日鼻誌52(4):1‐4、2013

専門的な検査や入院を要する治療に力を入れています。

  1. 当科で行う手術は鼻のみです。
  2. 顔面神経麻痺、急性扁桃炎、めまい、突発性難聴などの保存的な入院加療を行います。
  3. 悪性腫瘍の症例は、神戸大学病院耳鼻咽喉科などに紹介いたします。
  4. 当科では、専門的な治療が必要な患者様を中心に診療を行っています。通気処置・ネブライザー治療・専門的な診療を必要としない継続受診は行っておりません。そのため、これらの治療を希望される患者様には、かかりつけ医での診療をお勧めしております。当科では、地域の耳鼻咽喉科医と積極的に連携しておりますので、お気軽にご相談ください。
  5. 手術が必要な鼻疾患以外の一般的な疾患に対する外来は、完全予約制になっております。紹介状をご持参いただいくか、事前に予約をしてください。

代表的な疾患

手術について

入院費用

高額療養費制度

公的な医療保険制度に加入している場合(日本は国民のほとんどが加入しています)、入院・手術によって1カ月の医療費が高額になっても、一定額以上は自己負担しなくてもよいことになっています。

所属医師のご紹介

浦長瀬 昌宏 科長/医長
神戸大学 平成15年卒業
取得資格
(専門医・認定医等)
  • 日本耳鼻咽喉科学会専門医
  • 耳鼻咽喉科専門研修指導医
  • 補聴器適合判定医師
  • 身体障害判定医師
所属学会
  • 日本耳鼻咽喉科学会
  • 日本嚥下医学会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会

学会認定施設

  • 日本耳鼻咽喉科学会研修指定施設

診療実績

耳鼻咽喉科の手術件数については、下記のPDFファイルをご覧ください。