チーム医療活動

他職種と連携し定期的な回診やカンファレンス、勉強会を重ねながら、チームの機能を高めよりよい医療提供のために活動しています。

緩和ケアチーム

全ての時期にあるがん患者さんへ必要とされる緩和ケアをタイムリーに提供する

私たちは、診断期から終末期までの、すべての時期にあるがん患者さんおよびご家族の身体的・精神的・社会的な苦痛を緩和し、患者さんが自分らしく生きるためのお手伝いをしております。
チームのコアメンバーは、麻酔科医師・外科医師・薬剤師・臨床心理士・がん看護専門看護師で構成されており、コンサルテーションの形で週1回緩和ケア回診を行い、がん患者さんやご家族、直接ケアに携わる医療スタッフへのサポートを行っています。 患者さんおよびご家族との面談や医療スタッフとのカンファレンスを通して、ともに目標を共有しながら日々取り組んでいます。

緩和ケアチーム

褥瘡対策委員会

褥瘡対策委員会では、毎月1回の定例会議を行っています。
主な内容としては、院内の褥瘡がある患者さんの情報交換やケア方法の検討、褥瘡回診の報告、院内・外セミナーの案内、ミニ勉強会や症例検討会などです。
毎週水曜日に褥瘡回診を行っており、形成外科医師や皮膚・排泄ケア認定看護師などが一緒にベッドサイドに赴くことで、褥瘡の早期治癒に繋げています。

栄養サポートチーム(NST)

栄養状態が悪いとどのような治療をしてもなかなか回復できず、感染症や合併症をおこす恐れがあります。
医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師などのスタッフが知識・技術を出し合い、最適な方法で患者さんに栄養サポートを提供する活動をしています。
毎月2回の定例会と回診を行い、栄養状態をスクリーニングし栄養管理が必要な状態であるかアセスメントを行い、個々の患者さんにあった栄養管理方法を選択し指導することで早期回復に努めています。

感染対策チーム(ICT)

ICT(Infection Control Team)とは、院内で発生する様々な感染症の発生の防止、早期発見、発生状況や感染拡大の防止など、迅速かつ専門的な対応を行うために医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員などさまざまな職種により、組織横断的な活動を行うためのチームです。
日々の活動を通し、病院全体の感染対策活動に従事しています。

糖尿病ケアチーム

当院通院患者・入院中の糖尿病患者さんに対する療養指導のレベルアップと、糖尿病患者さんのQOL改善を目的として活動を行っています。
活動内容は入院患者さんの症例検討会(1回/週)、チーム全体会(1回/月)、糖尿病教室(1回/2ヶ月)、フットケア、外来インシュリン導入指導などです。
フットケアは皮膚・排泄ケア認定看護師も参加して早期発見・早期治療に努めています。
糖尿病療養指導士、認定看護師育成も目標にしています。

呼吸ケアチーム

呼吸ケアチームは、2011年度から立ち上がったチームです。
人工呼吸器を装着している患者さんが、合併症を起こすことなく、1日でも早く人工呼吸器から離脱できるように、医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士で構成されるチームがケアの方法や人工呼吸器管理、リハビリテーションについて検討します。
週1回の回診を行いながら、患者さんとご家族の方、ケアに関わる医療スタッフのサポートを行ってまいります。