専門・認定看護師について

医療を取り囲む環境は複雑化・高度化しており、看護の世界においても専門分化が進んでいます。
看護ケアの広がりと看護の質向上を目的に日本看護協会では1996年から、資格認定制度を発足させました。専門看護師、認定看護師、認定看護管理者の3つの資格があります。

当院では認定看護管理者2名、がん看護専門看護師1名、皮膚・排泄ケア認定看護師2名、集中ケア認定看護師2名、感染管理認定看護師1名、乳がん看護認定看護師1名、糖尿病看護認定看護師1名、摂食・嚥下障害看護認定看護師1名、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師1名、がん性疼痛看護認定看護師1名が勤務しています。

専門・認定看護師

専門・認定看護師のご紹介

当院で働く各専門領域の認定看護師の声をご紹介します。
それぞれの領域で"看護のプロ"として専門性を発揮しつつ、充実した日々を送っている様子がお分かりいただけるはずです。

がん看護専門看護師

―がんとともに"今を生きる"患者さんを全力でサポートする―
緩和ケアチームの活動を軸として、院内を横断的に活動し、診断期から終末期までの全ての段階にある患者さんとご家族に対して、全人的な視点を持ってケアを行っています。
また、緩和ケア外来では、患者さんが自分らしく日常生活を送ることができるように、療養生活のサポーターとして支援しています。
さらに、各部署からの相談に応じて、一緒に看護ケアの方向性について検討することや、学習会の企画、院内研究のサポートなど、さまざまな場面で看護師に対する支援も行っています。

がん看護専門看護師

皮膚・排泄ケア認定看護師

2008年から皮膚・排泄ケア認定看護師として勤務しています。
私たちの取り扱う分野は、創傷(褥瘡や手術後の傷、フットケアなど)、オストミー(ストーマや気管切開孔、胃瘻など)、失禁(排泄ケア、手術後に起こる失禁など)で、それぞれがスキンケアという枠組みで繋がっています。
病棟では、スタッフと一緒にケアを行い、形成外科医師と週1回褥瘡回診を行っています。
外来では、ストーマ外来や排尿管理ケア外来(排尿指導や自己導尿の指導など)などの専門外来を開設し、患者さんのQOL向上のお手伝いをさせていただいています。
日々の業務は多忙ですが、患者さんやご家族、病棟スタッフの笑顔を見るたび、認定看護師として大きな喜びを感じています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

感染管理認定看護師

院内の感染管理専従として、全部署の感染対策を行うため組織横断的に活動しています。
日ごろより発生しているさまざまな感染症の状況を把握し、それぞれに応じた感染対策を行うことで、患者さん、ご家族、医療従事者をはじめ病院に関わる全ての人々を感染から守れるよう、感染対策チームを中心とし、現場スタッフ、リンクナースとともに医療関連感染の低減を目指し活動していきたいと思います。

感染管理認定看護師

集中ケア認定看護師

集中治療室には、生命の危機的状態にある重篤な患者さんや手術後の患者さんが入室します。患者さんの身体や心だけでなく、そのご家族の方も精神的に大きな負担を受けることになります。この時期の看護の質は、患者さんやご家族の”QOL”に大きな影響を及ぼします。
1日でも早く患者さんとご家族の方が危機から脱出し、日常生活へと戻っていけるように、エビデンスに基づいた呼吸・循環管理や早期リハビリテーションなどのケアを行います。
患者さんが元気になり集中治療室を退室され、退院されていく姿を見るたびに、看護師の仕事にやりがいと喜びを感じ、それを周囲にも伝えていけるように自分の知識や技術を磨いていきたいと考えています。

集中ケア認定看護師

摂食・嚥下障害看護認定看護師

摂食・嚥下障害看護認定看護師の役割は、食べることが困難な患者さんを身体的・精神的・社会的にサポートすることです。患者さんの摂食・嚥下機能を正確に把握し、さらに食べることによっておこる誤嚥や窒息などの危険を回避するため、他科と協働しながら日々ケアにあたっています。
食べることは単に栄養を摂るだけでなく、生きがいや楽しみのひとつであり生活・生命の質に大きく関わります。摂食・嚥下障害は、脳卒中などの疾患によるものだけでなく高齢者にも多くみられます。急性期だけでなく患者さんの将来を見据え、最期まで安全に「口から食べる」ことができるよう、全力でサポートしていきたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

脳卒中後は身体にも大きな後遺症を残すため、患者さんだけなく、そのご家族の生活にも大きな影響を与えてしまいます。障害と共に生活再構築をしていくために介入を行っていくのが私たちの役割です。
急性期では状態を安定化させるために重篤化回避を行い、早期リハビリテーションが行えるために多職種との連携を図っていきます。人の生活は「起きる」ことが大切です。「起きる」ことからまた新たな生活への拡大にもつながってきます。 患者さんの持つ回復への可能性を信じ、多職種・チームで行うリハビリテーション看護を提供していきたいと思います。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

 

糖尿病看護認定看護師

糖尿病は長期にわたるセルフケアが求められる疾患です。糖尿病を抱え生活されている患者さんとご家族の負担感を軽減し、セルフケアの確立を促進することにより、病期に応じた健康な生活が継続できるよう支援していきます。
当院では、医療者間の連携を図り、チームで患者さんを支援するため、糖尿病ケア委員会が設置されており、リンクナースとともに、安全で水準の高い糖尿病看護を提供できるよう活動しています。また、外来では、患者さんの継続的なセルフケア支援ができるよう、近々糖尿病療養相談外来の開設を予定しています。

糖尿病看護認定看護師

乳がん看護認定看護師

乳がんは年々増加し、発症のピークは家庭や職場で社会的役割を担う40~50歳代で、年間に約6万人(女性の約15人に1人)が罹患しています。
乳がん患者さんは告知で衝撃を受けている時期に、手術・薬物・放射線治療の選択と乳房再建術の有無や時期など、短期間に複数の選択をすることになります。乳がん患者の治療の意思決定と心理的サポートを乳がん看護認定看護師として支援しています。
その他にも治療の副作用、がん再発への不安、ボディイメージの変化、セクシャリティ、育児、仕事、家庭など多種多様な困難を抱える患者さんと家族に寄り添い、長期的に身体・心理・社会的サポートを提供していきたいと思います。

乳がん看護認定看護師