泌尿器科 / 骨盤外科(結腸がん膀胱浸潤、子宮がん膀胱浸潤など)
骨盤外科とは?
結腸がんや子宮がんが局所で進行すると膀胱に浸潤する場合があり、骨盤内臓器全摘除術、化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療が行われます。このような疾患を治療するためには、熟練した外科医、婦人科医、泌尿器科医、放射線治療医などの協力体制が不可欠です。
当院では、このような従来なら手術不能と判断された症例に対しても、骨盤内臓器全摘除術を中心に積極的に治療を行ってきました(骨盤外科)。
従来の手術方法では消化管と尿路の両側ストーマが余儀なくされていましたが、当院では膀胱再建術(膀胱がんの項をご参照ください)や尿・便分離式単一ストーマ(下図参照)を取り入れ、QOL改善に努めています。S状結腸がんの膀胱浸潤では、尿・便いずれのストーマも作成しない症例も経験しています。