呼吸器外科の特徴

近年、肺癌は増加しており、男性肺癌は死亡者数・死亡率ともに第1位となっています。また最近10年で、喫煙をしない女性の肺癌(腺癌)が増えてきました。肺癌対策は医療の現場のみならず、社会的に見ても大きな課題となっています。
当院の呼吸器外科は呼吸器疾患の専門的な外科治療を行っております。平成20年からは呼吸器センターとなり、呼吸器内科、放射線科、病理部と連携して診療を行っています。 当科での手術症例は年間約120例で主な内訳は、肺癌などの肺悪性腫瘍(約60例/年)、自然気胸(約30-40例/年)、胸腺腫、奇形腫、神経原性腫瘍などの縦隔腫瘍(約10例/年)に対する手術などです。その他の疾患は肺良性腫瘍、膿胸、胸膜中皮腫、手掌多汗症などに対しても手術を行っています。
最近の取り組みとして、一部の症例では抽出した肺がんを各種バイオマーカーで免疫組織学的染色に評価します。それにより個々人の肺癌に感受性の高い抗癌剤を選択することが可能となります。今までの画一的な抗癌剤治療より、オーダーメイド治療を行うことで成績の向上を目指しております。

所属医師のご紹介

桝屋 大輝 部長
香川医科大学 平成10年卒業
取得資格
(専門医・認定医等)
  • 日本呼吸器外科学会専門医・評議員
  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
  • 日本医師会認定産業医
所属学会
  • 日本呼吸器外科学会
  • 日本外科学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本肺癌学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本呼吸器内視鏡学会
笠井 由隆 医長
香川大学 平成15年卒業
取得資格
(専門医・認定医等)
  • 日本呼吸器外科学会専門医・評議員
  • 日本呼吸器学会専門医
  • 日本外科学会専門医
  • 癌治療認定医
所属学会
  • 日本呼吸器外科学会
  • 日本呼吸器学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本外科学会

学会認定施設

  • 呼吸器外科専門医認定修練施設

診療実績

呼吸器外科の症例実績については、下記のPDFファイルをご覧ください。