形成外科 / 皮膚のできもの・ホクロ・あざ

できもの(皮膚腫瘍)

皮膚にできる脂肪腫や粉瘤などの良性腫瘍から悪性の皮膚腫瘍まで幅広く手術治療を行っています。
形成外科医による手術のためキズ跡が目立ちにくい方法で手術を行えるのが特徴です。悪性腫瘍の場合は生検などで診断確定後に、腫瘍から数mm~数cmの余裕をつけて大きく切除する必要があります。
特に顔面などの場合には大きな変形を残すこととなるため、患者さんと相談のうえ変形を極力起こさない再建手術を行います。具体的には局所皮弁・動脈皮弁といった手技を駆使しますが、これらは形成外科医が得意とする特殊技術です。

ホクロ・あざ

ホクロは生まれつきの比較的大きなもの(黒あざとも言われますが)から、後天性のもの(これがいわゆるホクロ)まで治療を行っております。
いわゆるホクロにも膨らんでいるものや平らなもの、色が濃いものや薄いものなどいろいろなものがあり、またその大きさとできている場所によって実は治療の難易度に大変な差があります。
レーザーなどでチョンと削るだけで簡単にほとんどキズ跡が残らずに治るものもあれば、メスを使ってしっかりと切り取って周囲の皮膚を少し動かして綺麗に縫い上げないと綺麗にできないものもあります。
目的はいかにキズ跡が目立たず綺麗に仕上げるかなのですが、複数ある治療法の選択肢のなかから最適なものを選ぶ必要があり、実はなかなか奥が深く経験が必要です。ですからホクロなんてレーザーで簡単に取れると一般的には思われがちですが、それは正解の場合とそうでない場合があるのです。当院では患者さんにしっかりと説明して最適な治療法を提案させていただきます。
また、ホクロと思われているものの中にはまれに悪性の腫瘍が含まれている場合がありますので、病理組織検査でしっかりと確認しております。これらはすべて健康保険での治療が可能です。
赤あざ、茶あざなどはレーザー治療の適応となることが多いですが、最適なレーザーが異なるため、当院に最適なレーザーがない場合はお近くの病院をご紹介させていただきます。

 

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