泌尿器科 / 腎がん
腎がんとは?
従来の古典的三大症状(血尿、側腹部痛、腫瘤触知)により発見される腎がんは、非常に進行したものが多く、きわめて予後不良でした。しかし、最近は画像診断技術の進歩(CT、MRI)や健診(超音波検査)の普及により、無症状で早期に発見される症例が増加し、その予後は著しく改善しています。
特に、腫瘍サイズが4cm以下の場合は予後良好と考えられていますが、神鋼記念会総合健康管理センターでは、2cm以下の腎腫瘍が発見されるなど、診断精度が向上しています。
手術方法
手術方法として、従来はすべて開放手術が行われていましたが、腹腔鏡下手術や後腹膜鏡下手術(いずれも保険適応)移行し、最近では保険適応となったためにロボット支援手術で行なわれることが一般的となってきました。入院期間の短縮化(当院では約一週間)、低侵襲化が実現しています。
以前はほぼ全例で腎摘除術が行なわれていましたが、小さめの小径腎癌では腎部分切除術も推奨されており、腹腔鏡手術で行なわれるようになり当院では2017年12月より腎部分切除術はほぼすべてロボット支援手術で行なっています。2026年3月までに91症例に行なっています。また腫瘍が大きい場合や腫瘍の部位により腎摘除術が適正であった場合は腹腔鏡手術で行なってきましたが2024年からはロボット支援手術に移行おります。もちろん状況により開腹による根治的腎摘除術が適正となれば行なうことは言うまでもありません。また静脈内腫瘍栓があるような進行した腎癌ではより高次機関での手術が適正である為紹介することにしています。