泌尿器科 / 腎癌

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腎癌とは?

従来の古典的三大症状(血尿、側腹部痛、腫瘤触知)により発見される腎癌は非常に進行したものが多く、きわめて予後不良でしたが、最近は画像診断の進歩(CT、MRI:診療科紹介;放射線科をご参照ください)や健診の普及により無症状で早期に診断される症例が増加し、その予後は著しく改善されています。
特に、腫瘍サイズが4cm以下の場合は予後良好と考えられていますが、神鋼記念病院健診センターでは2cm以下の腎腫瘍が発見されるなど、精度が向上しています。

手術方法

手術方法として、従来はすべて開腹手術が行われていましたが、最近では腹腔鏡下手術や後腹膜鏡下手術(いずれも保険適応)が主流になっており、入院期間の短縮化(当院では約一週間)、低侵襲化が実現しています。
最近では低侵襲手術として腎部分切除術も推奨されており、体腔鏡下手術で可能な腫瘍には行っています。
腫瘍が非常に大きい場合、当院では手術の安全性を期して開胸・開腹による根治的腎摘除術を行っています。
2016年4月よりロボット支援腎部分切除術も保険対応となりましたが、施設基準があるため当院では行っておりませんが、近々始める予定です。

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