皮膚科 / 代表的な疾患 / アトピー性皮膚炎

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症状

皮膚に激しいかゆみを伴う湿疹が、よくなったり、悪化を繰り返す疾患です。生後3ヶ月前後から発症し、成長とともに症状は軽くなり、自然に軽快する事も多いと言われています。最近は患者さんが増え、一度よくなった患者さんが成人になり再発する事も多くなってきています。

アトピー性皮膚炎の増悪因子

「アレルギー体質」や「敏感肌」の体質に、さまざまな「環境因子」が重なり合って症状が起こると言われています。
「敏感肌」とはドライスキン(乾燥肌)などで、皮膚のバリア機能が低下している状態です。「環境因子」とは、汗、刺激物質(洗剤など)、ダニなどのアレルゲン、食物、気候、ストレスなどです。

治療

当院では、日本皮膚科学会の提唱する標準治療を適切に行えるよう、丁寧な指導を行っている。

セルフケア
・シャワーやお風呂で皮膚を清潔にし、保湿薬を使って肌の潤いを保つように心がけましょう。
・かゆみを悪化させること(熱めのお風呂など)は避け、かゆい時は患部を冷やしましょう。
・バランスの良い食事、適度な運動を心がけ、ストレスをためないようにしましょう。
薬物治療
・症状に応じた薬で、皮膚の炎症(湿疹)やかゆみをコントロールすることが目標です。
・”湿疹”を抑えるためのステロイド外用薬や免疫抑制外用薬(ともに塗り薬)、”かゆみ”を抑えるための
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬(飲み薬)、スキンケア対策としての保湿薬などを用います。
・特にステロイド外用薬は、使用する薬の強さ、量、塗り方により、まったく効果が変わります。
環境因子
特にセルフケア、薬物治療のみで改善が得られない場合、症状を悪化させる因子(ストレスやアレルギーなど)を探し、その除去に努めます。

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