研修医ブログ / 地域医療研修

2021年2月26日

 

1. 地域医療研修とは

 今回のテーマは地域医療研修です。初期研修のカリキュラムにおいて地域医療研修はいずれの病院でも必須で、ざっくり言うと研修を通して地域でどのような医療が行われているのかを、色々な立場で体感するようなものです。具体的には普段病院でしているような救急外来や病棟管理に加えて、訪問看護やリハビリなどなど・・・。普段の病院では行わない内容が盛りだくさんです。

 

2. 研修場所

 研修病院は関西から遠く離れた九州の長崎県平戸島にある平戸市民病院です。田園風景が広がっており、島は山々に覆われ、コンビニやスーパーも限られた数しかありません・・・。とても便利とは言いがたい地域ですが、このような場所で一体どのような医療が行われているのか・・・。一日の研修を通して見ていきましょう!

 

3. 研修の一日

 まず朝はカンファレンスや講義を行った後に健康診断があります。健康診断では診察や心電図の読影はもちろんですが、超音波検査も行います。研修医で必要なエコースキルを一対一で優しく教えてもらえます。日中には定期外来も含めた外来診療も行います。短時間の診察なので、問診力や即座に判断する力も鍛えることもできますが、なにより地域の方と会話ができてとても楽しいです。そして、この山々した地域には欠かせない在宅医療です。訪問診療はもちろん、看護やリハビリも一緒に同伴させていただき、普段はあまり体験することのできない立場から多角的な視点を養うことができます。そして訪問の帰りには綺麗な海を見て癒やされます・・・。

 学びが深いのはもちろんのこと、優しい方々に囲まれ、楽しく、そして癒やしのあるすばらしい研修です。平日でもこの充実具合・・・。しかしまだまだ平戸の楽しみは終わりません!

 

4. 息抜き

 休日は基本的には当直はありませんので、車でおいしいご飯を食べたり山を登ったり。休みの日まで楽しいことばかりです。COVID-19が蔓延する今はなかなか外食などは難しいかもしれませんが、ただドライブをするだけでも飽きない景色が山ほどあります。ストレスフルな今だからこそ是非行っていただきたいところです。

 こんな楽しい地域研修がしたければ、是非神鋼記念病院で研修を!!

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