研修医ブログ / 働きながらどう学ぶ?

働きながらどう学ぶ?
今回も初期研修医1年目のNが書かせていただきます。
僕らも研修医となって丸2ヶ月が経ち、ついに当直も経験しました。病棟や救急では様々な症例と出会い、まだまだ分からないことだらけではありますが奮闘しています(笑)。

さて、まだまだ現場経験の浅い初期研修医ですが、日々の業務の中でどうやってレベルアップしていけば良いのでしょうか?
やはり、第一は現場で実際に経験することだと思います。現場では「どのように考えるか」、「どのような検査をするか」といった判断を間近で見て経験することで「体で覚える」ことができると思います。実際に私も救急での経験などを通して「発熱ならどの身体所見をチェックするか」、「神経診察はどういった点に注目すべきか」などの知識と手技を現在進行形で徐々に身に着けている最中です。

とはいえ、初めのうちは「そもそも何をすればいいかわからない」、「これはまだ経験していない」などの戸惑いも当然発生します。そんな時に重要なのが、講義や実技のレクチャーといった場なのです。当院の研修では、講義やレクチャーも充実しており、初期研修医が実践で使える知識や技術をまとめて学び、身に着ける機会が用意されています。

例えば、胸部X線講義では、実際のX線画像を用いて、読影時に注目すべき様々な所見を学ぶことができます。講義内では研修医が実際に読影に挑戦する場面も多く用意されており緊張感はありますが、確実に読影力が鍛えられていると思います。この講義を通して「X線1枚でもこんなに多くの情報が詰まっているんだ」と実感しました。

また、救急講義では、各科が順番にその科の救急疾患についてのポイントを教えてくれます。「まず何を聞くか」、「どんな診察・検査をするか」、「この所見なら何を疑うか」といった実践でも有用なポイントをまとめて教わることができ、もしもの時の心の準備ができます。

さらに、当院では、CT講義や感染症講義、救急で経験した症例の振り返り、ルート確保やエコーのレクチャーなど、腰を据えてじっくり学ぶ機会も多く用意されており、幅広い分野について勉強できます。

最後に、医局には先輩から受け継がれてきた色々な参考書もあり、困ったときにはそれらで調べることもできるのも心強いポイントです。
このように、当院では初期研修中に様々な講義やレクチャーの機会が用意されているため、しっかりと準備をした上で実践に臨むことができます。これからも、一歩一歩確実に成長していけるよう頑張っていきたいと思います。

 

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