画像診断室のご紹介
診療放射線技師
画像診断環境
- 1994年に現在の病院へ移設時から画像のデジタル化を推進してきました。
DICOM規格非対応のモダリティは順次対応できるよう更新、バージョンアップを行い、2010年4月の骨密度装置の更新を最後に、画像データは100%デジタル保管(DICOM規格準拠)が可能となりました。
2008年10月のPACSの導入時には円滑にフィルムレス運用への切り替えが進み、ストレスのない迅速な画像の提供に役立っています。 - 検査ニーズに併せてCT、MRを2台へと増設し、2011年には増加する一般撮影検査に対応できるよう、一般撮影室を3室へと増設、2015年3月にはFPDを導入、待ち時間の短縮を図っています。また、2022年には3台目のMRI装置が灘ドック健診クリニックに導入され、人間ドック・健診者の検査を中心に活用されています。
- 病院として資格取得を推進しており、診療放射線技師としての資格を取得しやすい環境が整っています。
装置
画像診断装置
- 1. 一般撮影装置:
- 外来患者数の増加に伴い、3室体制で運用ができるよう2011年3月、島津製作所社製 UD150L-40に増設・変更を行いました。
1室を除き、2015年3月に富士フィルムメディカル社製CALNEOシリーズFPDシステムを導入しました。2室に立位撮影台、臥位撮影台を設置し、1717,1417,miniの組み合わせで運用しています。2021年5月にこのうち1室の立体撮影台、臥位撮影台、一般撮影装置を富士フィルムメディカル社製の長尺対応型FPDシステムに更新しました。読み取り時間がCRに比べ格段に速くなり待ち時間の短縮に貢献しました。
ポータブル、手術室にもFPDを用いたワイヤレスシステムを導入し、撮影時間の短縮、リアルタイムの画像確認が可能となりました。
- 2. MRI装置:
- 2025年6月にPhilips社製3.0T Ingenia Elitionに更新しました。また2005年10月導入のPhilips社製1.5T Achieva Novaを2023年1月にバージョンアップしPhilips社製1.5T Achieva dStreamに更新、2022年12月灘ドック健診クリニックにPhilips社製1.5T Prodiva CSを導入しました。現在3台体制となっています。単純・造影、3台の合計は年間14,000件程度です。
- 3. MMG装置:
- 2019年9月にCRシステムのキャノンメディカルシステムズ社製 MGU-1000Aから富士フィルムメディカル社製のFPDシステムに更新しました。トモガイド下吸引組織生検も行っています。年間2300件程度を女性技師で対応しています。
- 4. CT装置:
- 2013年5月にキャノンメディカルシステムズ社製320列CT Aquilion ONE Vision Edition、2016年5月にキャノンメディカルシステムズ社製80列CT Aquilion PRIMEを導入し、2台体制で運用しています。
3DワークステーションにはZiostation2およびVincentを用い、各種3D処理を行っています。
単純・造影、2台の合計は年間24,600件程度です。
- 5. RI装置:
- 2024年1月にRI装置を更新しました。 2024年1月にGE社製NM830および核医学総合ワークステーションxeleris Vを導入しました。新しい検出器とコリメータが搭載され分解能の高い 画像を撮像できます。年間1,700件程度の検査を専属5名のうち2名で 行っています。
- 6. 血管撮影装置:
- 2012年8月にPhilips社製 Allura Xper FD20/20を導入しました。
脳神経外科、循環器内科、放射線診断科で共用し、年間1,080件程度。
- 7. X線テレビ装置:
- 2018年1月にX線TV装置を更新しました。2018年1月に富士フィルムメディカル社製Exavista7Eに更新しました。主に消化器科系の検査、IVRを行っています。キャノンメディカルシステムズ社製Ultimax-I DREX-UI80では主に外科、呼吸器、整形外科の検査、IVRを行っています。また 緊急時の血管撮影検査にも対応しています。年間1,700件程度。
- 8. 骨密度測定装置:
- 2023年3月にGE社製PRODIGY Fugaに更新しました。年間2200件程度。
放射線治療装置
2018年4月にVarian社製 Vital BEAMを導入しました。治療件数は年間350件程度。
診療放射線技師の資格・認定保有者数
- 第1種放射線取扱主任者 5名
- 医学物理士 1名
- 放射線治療専門放射線技師 2名
- 放射線治療品質管理士 2名
- 磁気共鳴専門技術者 2名
- 核医学専門技師 2名
- X線CT認定技師 5名
- 検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師 7名
- 放射線管理士 3名
- 放射線機器管理士3名
- 臨床実習指導教員 1名
- 医療画像情報精度管理士1名
- 医療情報技師 2名
- 画像等手術支援認定診療放射線技師 1名
- 放射線被ばく相談員2名
- 災害支援認定診療放射線技師1名
診療放射線技師の業務・人員
- 通常業務
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- 一般撮影・病撮(骨密度、ポータブル、Cアームを含む)7名、CT5名、MR6名、TV2名、3D-WS業務 など1名 、RI 2名、血管撮影1名、検像1名、管理1名
- 放射線治療3名、管理1名
- 当直業務
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- 1~2回/月、1名で対応
- 休日は日直+当直制
- 当直の翌日は当直明け休暇制
- 休日・夜間業務
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- 夜間、土曜日のMR業務(予約制)1名で対応
- 休日の放射線治療業務 適宜 3~4名で対応
- 人員
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- 男性 17名
- 女性 13名
- 保健衛生学士 7名
- 卒業校リスト
- 京都医療科学大学
- 神戸総合医療専門学校
- 大阪大学
- 藤田保健衛生大学
- 近畿医療技術専門学校
- 広島県立保健福祉大学
- 鈴鹿医療科学大学
- 広島国際大学
- 岡山大学
- 徳島大学
- 金沢大学