器官組織病態研究所 [Laboratory of Clinical Pharmacy]
器官組織病態研究所【Laboratory of Clinical Pharmacy】の概要
「臨床も研究も・・・」臨床薬剤師としてキャリアアップできる環境を。医師は、臨床経験を積んでから大学院に戻り、研究生活を通じて研鑽を積み、再度臨床に戻る・・・。そんなキャリアアップがごく普通に行われています。薬剤師の世界でも、社会人大学院で学び直しが一般的にはなりつつありますが、一度臨床に入ってから、Wet研究を行うのは、ハードルが高いと言わざるを得ません。
臨床現場で生じた疑問をラボで解明し、また臨床で活かせるデータとして公表する・・そんな環境が理想です。神鋼記念病院の診療科はもちろん、近隣大学や病院とも連携し、臨床現場にいながらWet研究できる環境がここにはあります。
主たる研究
- ボセンタンの肝機能障害関連ゲノムバイオマーカーが薬物動態に与える影響の検討
- CYP2D6 遺伝子多型がトラマドール含有製剤の有効性・安全性に与える影響の検討
研究者
依藤 健之介 | 主任研究者 / 診療技術部薬剤室 |
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堀端 真次 | 共同研究者 / 診療技術部薬剤室 |
真砂 聖 | 共同研究者 / 診療技術部薬剤室 |
助成金
- 2016年
日本学術振興会 科学研究費助成事業
「ボセンタンの肝機能障害関連ゲノムバイオマーカーが薬物動態に与える影響の検討」 - 2020年
日本学術振興会 科学研究費助成事業
「ボセンタンの肝機能障害関連ゲノムバイオマーカーが薬物動態に与える影響の検討」
研究業績
受賞歴
- The fifteenth international conference on e ndothelin (2017)
The best poster presentation
- The Sixteenth International Conference on Endothelin Young Investigator Award (2019/9/25)
論文発表
- CHST3 and CHST13 polymorphisms as predictors of bosentan-induced liver toxicity in Japanese patients with pulmonary arterial hypertension.
- Kennosuke Yorifuji, Yuko Uemura, Shinji Horibata, Goh Tsuji, Yoko Suzuki, Kazuya Miyagawa, Kazuhiko Nakayama, Kenichi Hirata, Shunichi Kumagai Noriaki Emoto.
Pharmacological Research 135 (2018) 259-264
- Chondroitin sulfate mediates liver responses to injury induced by dual endothelin receptor inhibition
Gusty Rizky Teguh Ryanto, Kennosuke Yorifuji, Koji Ikeda, Noriaki EMOTO. Can J Physiol Pharmacol. 2020 Apr 21. doi: 10.1139/cjpp-2019-0649. - Predictive model of bosentan-induced liver toxicity in Japanese patients with pulmonary arterial hypertension
Kennosuke Yorifuji, Yuko Uemura, Shinji Horibata, Goh Tsuji, Yoko Suzuki, Kazuhiko Nakayama, Takashi Hatae, Shunichi Kumagai, Noriaki EMOTO. Can J Physiol Pharmacol. 2020 May 20. doi: 10.1139/cjpp-2019-0656.