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中心静脈ポートとは

 中心静脈ポートとは点滴を行うために皮膚の下に埋め込んで使用する器具のことです。3cm程度の大きさの本体と、血管の中へ挿入するカテーテル部分から構成されており、本体部分に針を刺すことによって点滴漏れを起こしたりすることなく確実に薬剤が投与できます。在宅療養において誤嚥性肺炎や腸管麻痺などで経口摂取が困難で、点滴による栄養管理が必要な患者さんや、がんに対する化学療法目的の患者さんに対し中心静脈ポートの留置を行っています。

 留置場所は患者さんの希望や併存疾患、治療歴に応じ、鎖骨の下や上腕部に留置しています。造影CTが撮影可能な耐圧ポートも常備しており、治療目的に合わせて種類を選択しています。

ポート本体上腕に留置したポート

 

中心静脈ポートを留置するメリットとしては下記のようなものがあります。

  1. ポート本体に針を刺すだけなので穿刺が容易
  2. 高カロリー輸液など浸透圧の高い薬剤も使用できる
  3. 抗癌剤の副作用である血管の炎症や点滴漏れに伴う皮膚壊死のリスクがない
  4. 両手が使いやすい

 デメリットとしては以下のようなものがあります。

  1. 小さな手術が必要
  2. 合併症(留置に伴う合併症や長期使用時の感染・血栓閉塞など)のリスクがある
  3. 体内に異物が入る事への不安

 点滴をしていない時は、ポート全体が皮膚の下に埋め込まれているため、体の外には何も付いていない状態になります。そのため入浴や運動も可能です。うまく管理すれば長期間使用できるため治療に伴う負担を軽減することができます。

 ご希望の患者さんがおられましたら当科までご連絡ください。

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