脳神経内科の特徴
脳神経内科の守備範囲は、脳、脊髄、末梢神経、筋と広範囲で、頭痛やめまい、力が入りにくい、手足のしびれ、ふるえ、歩きにくい、物忘れ、痙攣など多様な症状の方が来院されます。病気としては、パーキンソン病やアルツハイマー型認知症、脳梗塞、てんかん、重症筋無力症、片頭痛、緊張型頭痛、手根管症候群、頚椎症、腰椎症などがあります。
代表的な症状
- 頭痛
- めまい
- 物忘れ
- ふるえ
- しびれ
- 力が入りにくい
- 筋肉がやせてきた
- ふらつく
- 足が出にくい
- 動作が鈍くなってきた
- まぶたが下がってきた
代表的な病気
- パーキンソン病・症候群
- アルツハイマー型認知症
- てんかん
- 脳梗塞
- 緊張型頭痛、片頭痛
- 末梢神経障害(手根管症候群、糖尿病性末梢神経障害など)
- 脊椎疾患(頚椎症、腰椎症など)
- 重症筋無力症
- 多発性硬化症
- 本態性振戦
- 脊髄小脳変性症
- 筋萎縮性側索硬化症
- ギラン・バレー症候群
- 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
当科の取り組み、受診される際のお願い
当科ではこれまで不随意運動、特にジストニアの専門的診療を看板に診療を行ってきましたが、2018年度から上記のような神経疾患全般に対応していく体制に変更しました。神戸市を中心としたエリアは人口を考慮すると専門医の数は十分ではなく、神経疾患への需要は満たされていません。地域の需要に即した診療を行うことで地域医療への貢献を目指します。神経疾患は非常に種類が多く、様々な症状で発症します。上記のような症状に思い当たるような場合は受診をご検討ください。検査に頼った診療ではなく、発症様式や診察所見を重視して丁寧な診療を心掛けています。特にパーキンソン病は決して珍しい病気ではありませんが、知らないうちに発症してゆっくりと進行するため、加齢によるものとされたり、うつや頚椎症などの別の病気と診断されていることがあります。徐々に足の出が悪くなってきた、手のこわばりやふるえが出てきた(特に片側だけの場合)などの症状があれば、パーキンソン病を疑うきっかけになります。当院を受診される際は、これまでにかかった病気や行われた治療、内服薬などの情報が重要であり、現在もしくは以前に受診した主治医からの紹介状の持参をお願いしています。皆様に的確な医療サービスを提供するため、ご協力をお願い申し上げます。
所属医師のご紹介
- 高橋 正年 科長
- 神戸大学 平成13年卒業
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- 取得資格
(専門医・認定医等) -
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本神経学会 神経内科専門医・指導医
- 日本内科学会指導医
- 日本臨床生理学会専門医(脳波・筋電図)
- 所属学会
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- 日本内科学会
- 日本神経学会
- 日本脳卒中学会
- 日本臨床生理学会
- 日本脳神経超音波学会
- 日本血栓止血学会
- 日本頭痛学会
- 日本てんかん学会
- 日本認知症学会
- 取得資格
- 村上 永尚 医長
- 徳島大学 平成20年卒業
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- 取得資格
(専門医・認定医等) -
- 日本内科学会総合内科専門医
- 日本神経学会 神経内科専門医・指導医
- 日本臨床神経生理学会専門医(脳波・筋電図・神経伝導)
- 日本認知症学会専門医・指導医
- 日本内科学会指導医
- 日本東洋医学会漢方専門医
- 所属学会
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- 日本内科学会
- 日本神経学会
- 日本臨床神経生理学会
- 日本認知症学会
- 日本東洋医学会
- 取得資格
- 増田 光輝 医師
- 大阪市立大学 平成30年卒業
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- 取得資格
(専門医・認定医等) -
- 所属学会
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- 日本神経学会
- 日本内科学会
- 取得資格
学会認定施設
- 日本神経学会教育施設