耳鼻咽喉科 / ラリンゴマイクロサージェリー
声帯ポリープ、声帯結節、ポリープ様声帯、声帯のう胞など、おもに声帯病変の治療のためにおこなう手術です。咽喉頭ののう胞、腫瘍の摘出も行います。
入院期間と費用
月曜日に入院し、火曜日に手術を行います。
小さなポリープの場合は2泊3日、術後発声禁止が必要な場合は1週間の入院が必要です。
入院期間は状況により異なります。
手術
手術は全身麻酔で行います(当院の麻酔専門医が施行します。)
手術にかかる時間は麻酔の導入・覚醒を含めて約1~2時間です。
※状況により短縮延長します。
歯の損傷を防ぐため、上顎のマウスピースを作製してもらうことがあります。
術式
口腔内から、直達喉頭鏡を用い、顕微鏡で喉頭を観察しながら、声帯の病変を切除します。
おこりうる合併症
- 1. 咽頭痛・口内痛
- 喉頭鏡挿入により咽頭痛、歯の損傷が起こることがあります。
- 2. 味覚障害
- 舌の圧迫により一時的におこることがありますが、1~2カ月で改善することが多いです。
- 3.出血
- 操作に少量の出血がおこります。
退院後
創部の改善まで、数回外来通院していただきます。
摘出腫瘍の病理検査(とったものを顕微鏡で確認する検査)の結果については退院後に外来でご説明します。結果によっては追加の治療が必要となります。