ICUの特徴
神鋼記念病院ICU(集中治療室: Intensive Care Unit)は2008年1月、救急センターの2階に開設されました。
1床あたり29.5m2という非常に広いスペースを有し、総ベッド数は6床、スタッフはほぼ全科の医師37名,看護師24名で重症救急患者はもとより内科系、外科系を問わず生命の危機的状況にあるさまざまな患者を収容し、24時間体制で高度集中治療および看護を行っています。
ICUとは
ICU(Intensive Care Unit)とは集中治療室と呼ばれ、内科系・外科系を問わず呼吸、循環、その他の重篤な急性機能不全の患者を収容し、強力かつ集中的に治療と看護を行う部門です。
代表的な疾患
- 循環器疾患
- 急性心筋梗塞、不安定狭心症、重症心不全
致死的不整脈、解離性大動脈瘤、肺血栓塞栓症など - 呼吸器疾患
- 重症肺炎、間質性肺炎、慢性呼吸不全急性増悪など
- 消化器疾患
- 重症膵炎、消化管穿孔などの汎発性腹膜炎、消化管出血によるショック状態
- 神経疾患
- 脳血管障害、髄膜炎、痙攣重積発作など
- 重症感染症
- 敗血症性ショック、破傷風など
- 代謝性疾患
- 糖尿病性ケトアシドーシスなど
その他、多臓器不全やそれに伴う腎不全の血液透析や血漿交換療法,大手術後の管理など
さまざまな専門科の医師をはじめ、看護師、コメディカルとも十分なコミュニケーションと連携を図り、患者さんの救命、治療と社会復帰を目指して医療チームが一丸となってがんばっていきたいと思います。
診療実績
ICUの診療実績については、下記のPDFファイルをご覧ください。
今後の展望
当院は、これまで地域救急医療の中核病院として内科、外科の基本科目はもとより、循環器内科、脳外神経外科、整形外科、消化器外科の専門科目においても神戸市第二次救急病院群輪番制の一角を担い、救急医療に対しても積極的に取り組んでまいりました。
ICUをフルに活用することにより、より良い救急医療、重症疾患の高度集中治療を提供できるよう日々努力を続けます。