放射線治療科 / 放射線治療について / 治療機器・装備
リニアック装置
- エレクタ社製
- プリサイストリートメントシステム
リニアック装置は、放射線治療に使用する放射線を発生する装置です。
使用する放射線は、X線、電子線です。治療する部位の確認がすぐできるように動画も撮れる撮影装置(iViewGT)が、付属しており定期的に撮影しています。
治療計画装置
- フィリップス社製 pinnacle3
3次元放射線治療(3D-CRT)の行える装置で、CTで撮影された写真を元に病変を正確に把握して治療計画を立てることができます。
いろいろな治療計画を比較して、よりよい治療計画を選ぶことができます。
また、 患者さまごとの治療計画に間違いがないか確かめる為のテストを作成できます。
治療計画用CT
- 東芝社製 Aquilion PRIME
2016年5月リニューアルされたCTです。
放射線治療に必要な高精細な画像を撮影することができ精度の良い治療計画が行えます。
放射線治療用固定具
放射線治療では、毎回の治療時に、同じように放射線をあてることが大切です。
当院では、さまざまな固定具を準備しており、治療する部位、患者さまごとに最適な体位がとれるようにしています。
固定具
頭頸部用固定具 シェル
蒸しタオルほどの温かさのシェルを顔面にあて形をつくり、冷やすことで、患者さまごとのマスクを作ることのできる固定具。患者さまの顔に直接マークを入れなくてすみます。
乳房術後照射専用の固定具 ブレストボード
乳房術後照射の際、頭の位置、臀部の位置、上腕の角度、前腕の角度を患者さまごとに設定できるため、いつも同じ体位をとりやすい固定具です。
胸部、腹部治療用固定具 ウィングボード
手の握る位置、肘の位置が決められます。
胸部から腹部の放射線治療に用いられます。場合によって他の固定具と併用する場合もあります。
バックロック
空気を抜くことで、患者さまの型に形成できる便利で高精度な固定具です。当院では、前立腺に使用しています。
皮膚マーク
放射線治療では、皮膚に直接、放射線治療の基準となる、マークをつけます。
当院では、マーカーペン、シールを用いています。肌の露出した部分のマークには無色タイプ(ブラックライト下で発光する)のシールを使用することで目立たなくマーキングしています。