がん相談支援センター

がん相談支援センターはあなたと家族を支えます

病気のこと、治療のこと、これからの療養生活のこと、仕事のことなどについての不安や気がかりなことに対して、専門の相談員がご相談にお応えしています。かかりつけの病院かどうかは問いません。その病院にかかっていなくても、誰でも無料で利用できます。また、患者さん本人でなくても、ご家族の相談でもかまいません。がん相談支援センターは、患者さんとご家族を支えるお手伝いをしています。相談者の了承なしに、第三者に相談内容が伝わることはありませんので、安心してご利用ください。

がん相談支援センターとは？

「がん相談支援センター」は、全国のがん診療連携拠点病院にあります。がん専門相談員としての研修を受けたスタッフが、信頼できる情報に基づいて、がんの治療や療養生活全般の質問や相談をお受けしています。お近くのがん相談支援センターを探したいときや、利用時間や担当者、予約の有無などの詳細を知りたいときは、「がん情報サービス」「兵庫県がん診療連携協議会」のウェブサイトをご参照ください。

※ がん相談支援センターでは、「このような病状の場合はどうか」「この治療は適切か」といった医学的判断を要する病状や個別の治療などについてのご質問、医師の見解を求められるご質問にはお応えできませんのであらかじめご了承ください。

がん相談支援センターを探す

★国立がん研究センター がん情報サービス
　https://ganjoho.jp/public/consultation/index.html

★兵庫県がん診療連携協議会
　http://www.hyogo-ganshinryo.jp/schedule/index.html

こんなときはがん相談支援センターを活用しましょう

■がんについて「知りたい」とき

自分のがんや治療について詳しく知りたいとき、もっと理解したいときには、一般的ながんの情報を調べ、信頼できる情報源をもとに説明してくれます。「セカンド・オピニオンを受けたいが、どこに行けばよいのかわからない」ときには、必要な情報を一緒に探してくれます。無料配布のがんについての冊子など、さまざまな資料を手にすることができます。あなたや家族がパソコンやインターネットを使えなくても、相談員が一緒に情報を検索し、必要なものを印刷してくれることもあります。

■がんの治療について「理解して納得したいとき」

納得のいく治療を受けるためには、自分自身の病気や治療法について、十分に理解することが大切です。いくつかの選択肢を示されても、担当医が説明したことの内容が理解できなければ、納得のいく治療法を選ぶことは困難です。がん相談支援センターでは、相談員があなたや家族と一緒に専門的な医学情報の中身を整理し、理解できなかったことについては、わかりやすく説明してくれます。

■自分の考えを「伝えたい」とき

担当医をはじめとする医療者に対して、あなたが考える治療やケアについての疑問や希望をうまく伝えられないとき、あるいは何を聞けばよいのかわからないとき、質問する内容や確認しておく必要のある内容について、一緒に考えてくれます。

■療養生活のことについて「聞いてみたい」とき

治療にかかる費用のことや仕事のこと、副作用のこと、介護や子供の世話など、療養生活におけるさまざまな不安や困りごとについて、何でも相談してみましょう。がん相談支援センターでは、あなたやご家族が快適な療養生活を送ることができるようにお手伝いします。

■心の悩みを「誰かに聞いてほしい」とき

がんと診断されたときは、やりきれない気持ちになったり、何も考えられなくなったりするかもしれません。「誰かに話しを聴いてもらいたい」と思ったときは、まずがん相談支援センターに相談してみましょう。相談員は、あなたやご家族のつらさに耳を傾けることから支援をはじめます。また、治療が始まるまでの期間、どのように過ごせばよいのかわからず、途方に暮れることも少なくありません。そのようなときにも具体的な助言をしてくれます。

　　

■こんなときは･･･