病院長あいさつ

院長

 新型コロナウイルス禍中でありますが、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。


 昨年は、新型コロナウイルスで世界中が混沌とする状況になり、長期にわたり終息が見えないまま自粛生活を送るとは夢にも思わなかった年でしたが、皆様におかれましては新しい年を穏やかにお迎えのことと存じます。

 年頭に当たりまして、皆様のご支援の下、職員が一丸となってさらに質の高い医療の実践を行ないながら、「地域医療・救急医療・がん治療」の推進と「新型コロナウイルス感染症」の対応に向けて貢献するように最大限の努力をいたして参ります。

 年末からオミクロン株が新たに発見され、年始早々より第6波にみまわれております。当院は新型コロナウイルス感染症対応の重点医療機関であり、昨年同様、ひと病棟(43床)を陽性患者の受入病棟(最大14床)として、対応にあたります。また、新型コロナウイルス感染が疑われる患者への肺炎外来(発熱者接触外来)も対応を継続しております。

 昨年4月に国指定がん診療連携拠点病院に認定され、地域のがん治療に今まで以上に力を入れ、高度な技術の習得、維持・向上に邁進しなければなりません。特に、がん診療連携病院として「がんゲノム連携病院申請」への道が開け、今後の「がん遺伝子パネル検査」による医療に参加できるようになります。がんゲノムの中核拠点病院(全国で12施設*1)や拠点病院(全国で33施設*1)との連携が可能となり、今後のがん診療にはゲノム解析を応用した個別化治療が必須であると考えております。

 へき地医療支援として、2020年10月1日より兵庫県宍粟市の波賀診療所に当院医師を派遣してきました。宍粟市からの依頼で、月1回から開始して副院長(3名)が順番に出務してまいりました。総合診療の医師や若手医師に希望者を募った結果、2022年2月1日より月8回以上の出務が可能となったことを受けて、2021年11月17日には「宍粟市と医師派遣に関する協定」の締結・記者会見を行っております。今後の医療は総合診療の能力と専門医の能力が同時に必要となり、へき地医療支援を拡大することで当院の医師は次世代医療を担う優秀な人材になると確信しております。

 当院は『神鋼』というブランドを誇りに、公立病院に劣らぬ使命感で地域医療・救急医療・がん治療に邁進してまいります。


(*1 2021年12月1日 現在)

2022年1月 記
院長 東山 洋