病院長あいさつ

院長

 2022年は年初から家庭内感染による感染の拡大が顕著となり、第6波は今までとは比較できないほど様々な対応に迫られています。2月には、一時的に救急診療や一部の病棟で診療制限を行いました。同様に神戸市の急性期を担う病院の大半が同様の診療制限に追い込まれるほどの大きな波となっており、依然として第6波の終焉が見えないほどです。

 このような状況の中、2022年度は当院にとって3つの重点課題を推進する重要な年度です。

①「がんゲノム医療連携病院」の申請

 2021年4月1日に国指定の地域がん診療連携拠点病院に認定されて、2022年度中には数々の要件を満たすことから、「がんゲノム医療連携病院」の申請を行います。今後の癌診療にはゲノム解析を応用した個別化治療が必須であり、多くの若い医療者からなるチームを編成して対応していきます。

②「へき地医療支援病院」の申請

 前年、宍粟市と締結しました「医師派遣に関する協定書」に基づき、2022年2月1日より月8回以上、波賀診療所(兵庫県宍粟市)に当院医師を派遣しており、「へき地医療支援病院」の認可を目指し申請を行います。今後必要とされる医療は専門資格と同時に総合診療の能力であり、当院の使命は次世代医療を担う優秀な人材の育成です。

③「医師の働き方改革」の推進

 「医師の働き方改革」は最重要課題です。2024年4月実施に向けて今年度中に目途を立てる必要があります。これは医師のみの問題ではなく、今後の病院の機能、診療・救急体制、経営などに直結します。

 引き続きコロナ禍は続くと予想されます。院内外活動もweb開催・ハイブリッド開催そして対面開催等の様々な方法を用いて順次開催させていきます。地域医療構想調整会議も再開され、公立病院、公的病院等(神鋼記念病院はここの範疇)だけでなく、初めて民間病院も含めて議論されます。このような医療環境のもと、当院はDPCの大学病院に準ずる特定病院群の認定を継続することができました。

 コロナ診療と通常医療の両立を継続し、上記①②③を達成すべく、職員が一丸となって前進してまいります。


2022年4月 記
院長 東山 洋